教育・研究

経済学部教員コラム vol.38

2014.04.28 経営学科 赤尾 充哉

「真剣に遊ぶということ」

突然ですが、ぼくは勉強が嫌いです。そして遊びが大好きです。
もうちょっとちゃんと言うと、一生懸命遊んで、結果的に勉強しちゃってる、というのがとても好きです。
たとえばぼくはお酒が好きなんですが、ただお酒を飲んでいるだけでは面白くありません。いろいろな銘柄があって、それぞれの味の違いを楽しむのは当然のこととして、なぜそうした違いが生まれてくるのか、ということまで知りたくなってきます。そうすると、製造工程を覗いてみたくなりますし、なぜそうした原料や製造方法が用いられるのかも気になります。すると、その地域の文化的・自然地理的・経済的な背景まで調べたくなってきます。
これを遊びというかどうかは人によるところですが、少なくとも好きなもののことをもっと知りたいという気持ちは、恋にも似たもので、とても刺激的で楽しいものです。

 

さて、あまりにも突然すぎましたが、言いたいことはこういうことです。どうも多くの人は、真剣に遊んでいないんじゃないか、ということです。「遊びは遊びなんだから」と手を抜いて遊んでいるように見えます。しかし、遊びで真剣になれずに、いったいどこで真剣になれるんでしょうか。
そして、遊びに手を抜く姿勢は、多くの学びの機会を逃すことにつながります。本当はみんな、生きているだけでもっといろいろなことを学べるはずなのに、そのほとんどを見過ごしているように思えます。非常に残念なことです。

 

先日、ゼミ合宿で伊豆の温泉地・伊東に行ってきました。合宿といっても、主たる目的はゼミ生の親交を深めることにあり、まぁはっきり言ってただの旅行です。しかし、こういう遊びのときこそ、学びを忘れてはいけません。そこで、せっかく伊東に行くわけなので、伊東市の地域経済についてゼミ生たちに調査・報告してもらいました。観光産業の経営と地域活性化の現状と課題について、なかなか鋭い意見も飛び出しました。
彼らも、真剣に遊ぶ第一歩を踏み出したようです。

 


報告の準備をするゼミ生たち。伊東のホテルにて。

 

(経営学科 赤尾 充哉)

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