教育・研究

経済学部教員コラム vol.40

2014.05.12 経済学科 田中 聡一郎

「WEEKDAY CAMPUS VISITがありました」

今回は、先日開催されたWEEKDAY CAMPUS VISIT(運営はNPO法人NEWVERY)というプログラムについて書きます。このプログラムは、高校生が、オープンキャンパスのような特別な行事ではなく、普段の大学の授業に参加する機会を提供し、入学後の様子を実体験してもらうという試みです。関東学院大学経済学部も、このプログラムに参加することになり、私の科目もその公開授業の対象となりました。

 

私の担当科目は、社会保障論なのですが、4〜5人の高校生の参加がありました。授業では、「子どもの貧困」について取り上げました。最新の調査(2010年調査)では、日本の子どもの貧困率はOECD34カ国中25位、さらに、大人が一人の「子どもがいる世帯」(ひとり親世帯など)ではもっとも悪い水準の33位となっています。こうした現状を解決するために、昨年、子どもの貧困対策推進法が成立し、現在は、その具体的な取り組みの検討がなされていることなどを紹介しました。
また先進事例として、埼玉県で実施されているアスポート教育支援員事業(生活保護受給世帯の中学生の高校進学を支援する事業)を紹介しました。この事業については、毎年、授業でお話するのですが、経済的に困難な環境のなかで高校進学を目指している中学生の姿を見ると、大学生も、普段あまり意識しない「大学で学ぶこと」の意義を改めて感じるようです。

 

さて、WEEKDAY CAMPUS VISITは、いつもの授業に参加してもらうというプログラムですので、授業のレベルは普段どおりにしました。高校生には、少し難しかったかもしれません。ただ、教員としても、初めての試みですので、それなりに緊張しました。履修している大学生には、いつもより張り切っているように、見えたかもしれません。

 

(経済学科 田中 聡一郎)

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