教育・研究

経済学部教員コラム vol.5

2013.07.29 経済学科 中泉 拓也

「ジャーナリスト津田大介氏、関東学院大学に来たる!」

大学の教員も授業以外にいろいろな仕事をしています。現在、私は学部の講演会運営の担当をしています。7月15日(海の日)に、いま若手一押しのジャーナリスト、津田大介さんに来ていただき、講演会を開催しました。
「ネット選挙の可能性」という比較的難易度の高いテーマで話していただきましたが、テンポがよく、学生さんもしっかり聞いてくれました。さすが。

 

お土産には、最新刊の著書と、「チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド」、「メディアの仕組み」をいただきました。

 

 

実は、この講演を依頼したのは、津田さんが、まさにこのチェルノブイリを取材して帰国した直後でした。そろそろ講演を依頼しようかと思っていたところ、チェルノブイリに行かれてしまったということで、まあ、帰国してからにしようと思い、帰国を待ちわびていました。津田さんは、取材後に、モスクワの空港で足止めを食らい、何時間も遅れてしまったとのこと。大変お疲れの様子でしたが、さすがに帰国されたその日に仕事はないと思い、この講演の依頼をした訳です。

 

そして、何と帰国日のクローズアップ現代のテーマがネット選挙。まさかコメンテーターでは?と思ったら、何と本当に津田さんがコメンテーターで、見ている側もちょっと心配しました。しかし、明らかに疲れているように見えるにもかかわらず、コメントは極めて適切で、またまたさすが。

 

ところで、講演の内容については後ほど触れさせていただくとして、特に「チェルノブイリ・ダークツーリズム」には、2点ほど思うところがあります。

 

一つ目は、アウシュビッツについてです。私は2006年に行ったのですが、行く意味が絶対あったと思います。無造作に積まれた押収品の山の数々、狭い部屋。収容所に送られたユダヤ人がどういう状況におかれていたか、行ってみて初めて実感できる事も多かったです。また、隣のビルケナウ収容所で、更にひどい虐殺が行われて来た事も知りました。唯一の日本人ガイドの中谷さんから、「韓国の人は多く訪れるのに、日本の若い人は来ない。また、アラブ人も来ない」という話を聞いて、気になっていたのです。この話は、上記のチェルノブイリ・ダークツーリズムにも通じる事だと思います。

 

もう一つは、チェルノブイリ原発が黒鉛炉という危険な方式を採用していた点についてです。黒鉛は高熱では水と反応して爆発するので、チェルノブイリでも、地下に溜まった水は爆発を避けるために除去しなければなりませんでした。十数人の決死隊のダイバーが、ものすごい放射能の中、底に溜まっていた水を抜いたそうです。彼らダイバーがいなければ、ウクライナもベラルーシも全滅していたほどの大災害が起こっていた訳です。そういう不安定なシステムを使うのは決して避けなければならないでしょう。さて、福島第一原発は軽水炉ですが、どうでしょうか。

 

参考までに、今回の講演の概略をお知らせします。

 

タイトルは「ネット選挙の可能性」

 

・昨年の米大統領選挙でのネット活用
・ネット選挙の限界
・Webで政治を動かすとは?
・ネットの世論調査と一般の世論調査
・マスメディアとネットの情報発信力
・ネット選挙のメリットとデメリット

 

 

ということで、テレビで津田大介さんを改めて見ましょう。

 

(経済学科 中泉 拓也)

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