教育・研究

経済学部教員コラム vol.17

2013.10.21 経済学科 宮本 守

「ある講義の風景:国民医療費はどれくらい大きいか?」

先生 「今日は国民医療費について説明します。私たちが病気になったり、けがをしたりすると、病院や診療所に行きます。また、歯が悪くなって歯医者に行きます。このようなときに、病院や歯科医院あるいは薬局にお金を支払います。われわれ患者は窓口でかかった医療費の3割を支払います。残り7割は医療保険で支払われます。」

 

先生 「ここまでのところで、何か質問は?」

 

学生達 「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

先生 「続けます。このように医療機関に国民全体が1年間に支払った医療費の合計を国民医療費と言います。もちろん、窓口で支払った分と保険で支払った分の合計です。また、保険適用でない、たとえば美容整形、あるいはインプラントなどの費用は含まれません。この国民医療費は、2009年度(平成21年度)で36兆円です。」

 

先生 「ここまでの所はいいですか?」

 

学生達 「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

先生 「今日の国民医療費が36兆円と言われても、すこしピンときません。そこでクイズを出します。4択です。」

 

先生 「1万円札の厚さは0.1ミリです。10万円で1ミリ、100万円でやっと1センチの厚さになります。それでは、国民医療費36兆円は、1万円札でどれくらいの厚さになるでしょう。次の4つの中から答えてください。」

 

先生 「 (1)36メートルの建物の高さ。(2)東京タワー(333メートル)とほぼ同じ高さ。(3)世界文化遺産になった富士山 (3776メートル)とほぼ同じ高さ。(4)スペース・シャトルが飛行している360キロメートル上空まで届く高さ。」

 

(1)フォーサイト21(関東学院大学八景キャンパス)

 

(2)東京タワー(Wikipedia より引用)

 

(3)富士山(3776メートル)(自宅付近で撮影)

 

(4)スペース・シャトル(http://www.google.co.jp/url? より引用)

 

先生 「さてこのうち、どれでしょう?」

 

先生 「答えは(4)番のスペース・シャトルの飛行高度まで届く高さです。つまり、1万円札を36兆円つみあげると、360キロメートルにもなります。」

 

先生 「何か質問は?たとえば、1万円札をどのようにしてそんな高さまで積み上げるの?」

 

ある学生 「えー!そんな小学生のような質問でいいんですか? それじゃあ、僕も!」

 

先生 「それでは、ハイ、きみ!」
学生 「えーと。あのー。 とくにありません。」
先生 「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

(注:これはあくまで仮想の講義で現実ではありません。)

 


(経済学科 宮本 守)

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