教育・研究

経済学部教員コラム vol.25

2014.01.13 経営学科 福田 敦

「ゼミナールOB・OG会を終えて」

経済学部では少人数教育による専門ゼミナールを4セメスターから8セメスターまでの2年半にわり10単位分を継続履修することを原則としています。学生が2年次にゼミナール選択を考える際には、自分が取り組みたいテーマのゼミナールを希望する以外に、オープンゼミナールの雰囲気、教員の指導方針やキャラクター、キャリア形成の機会や卒業生の就職先などが基準になるのでしょうが、なかには主体的な選択基準を持たずに単純に卒業単位を修得するための手段としか考えない学生もいます。いずれにせよ、学生にとって興味関心があるのは在学期間中の活動や過ごし方であることに変わりはありません。卒業後のOB・OG会までゼミナールの選択基準に入れている学部学生は皆無に近いでしょう。

 

確かに、ゼミナール活動は履修規程によれば学生の卒業前に完結することになっています。ただし、ゼミナールは知的刺激を涵養する場であると同時に人間教育・人格形成の場でもあるので、せっかく2年半をともに過ごした学生達が社会に出てどのように過ごしているのかを見届けたいという教員としての思いも巡ります。学生達からも少人数で過ごしたコミュニティが卒業を機に一巻の終わりとなることを惜しむ声も聞かれます。

 

私が本学に着任したのは2002年4月で現在12年目になります。この間もゼミ長会や少人数での同期会を何回か開いたことがあります。2010年に教授に昇進した時にはOB・OGが20人くらいお祝いに駆けつけてくれました。ゼミナールを担当して10年を経過した頃から卒業生の一部とOB・OG会をやろうという話が持ち上がりました。そんな折り、今年11月下旬に2013年3月卒業生から年末に同期会を開きたいという話があり、これを好機にと連絡がつく範囲でゼミ長を中心に各期のOB・OGに声掛けした結果、現役学生11名を含む32名でOB・OG会を12月29日(日)の夜に日本大通りのレストランで開くことになりました。4年生が率先し手分けをして幹事や会計を務めてくれました。年末の忙しい時期に、遠方は山梨や愛知からもわざわざ来てくれたOBもみられました。

 

会の前半は同期を中心に話が盛り上がっていましたが、全員が1分間スピーチを終えた中盤以降は現役学生とOB・OGの会話も弾み、2013年3月卒業生のゼミで恒例だった月例お誕生会で盛り上がりました。この間にも「先生、会社での労働時間がやばいので転職しようか迷っています。」と社会人3年目のOBが相談に来ました。「○○が来年結婚するんですけど、誰か結婚相手を紹介してくれませんか?」と社会人4年目のOGが相談に来ます。なかには「娘が8か月になってつかまり立ちができました。」「昇任試験合格したので異動したらまた連絡します。」といった嬉しい報告も聞こえてきます。

 

関東学院大学には燦葉会という10万人を超す卒業生組織があり、在校生に対してさまざまなご支援をいただいています。その役員の方の何人かはゼミナールの同窓生であるとお聞きしたことがあります。今後、OB・OG会をどうしたいという野望などはありませんが、それぞれの立場を尊重し、現役学生も決して強制ではなく卒業生とともに主体的に気軽に集散できる同窓の場を作っていければ良いと思います。卒業後にそれぞれ大海原に出港した小舟に対し、現役学生と一緒に彼らがいつでも帰港できる灯台の光を灯せていけたらいいなぁと考えます。

 

あーあ、齢かも。

 

(経営学科 福田 敦)

 

  • 一覧に戻る
PAGE TOP
〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1 TEL:045(786)7056
Copyright(c)2013 Kanto Gakuin University All rights reserved.