経済学部の学び

岡嶋裕史ゼミナール

2009.03.14 岡嶋裕史ゼミナール

岡嶋ゼミナール紹介

 

 当ゼミナールは、TCP/IPをはじめとするネットワーク技術を専門的に研究するゼミナールです。決して、アニメを鑑賞したり、フィギュアを制作したりするゼミナールではないので、その点を間違えないようにしてください。最近、ゼミナール面接において、「ここを卒業するとゲーム会社に就職できるんですよね?」などと聞かれることがありますが、そんな対策はしておりません。

 

 

 経済学部においてネットワークの研究を行うのは、工学部ほど機材が充実していない等のいくつかの困難を伴います。例えば「就職してすぐ役に立つ知識を」と願うのであれば、時間数においても設備の面においても専門学校の方が優位であることが多いでしょう。

 

 ですが、ここでは視点を変更して下さい。大学生の皆さんは年間100万円を超える資金的コスト、4年間という時間的コスト、その他諸々の資源を投じて大学に通っています。将来、社会人になる方は(特に経済学部に在籍している方であれば)投じたリソースを上回るプロフィットを回収しなければなりません。もう少し俗に言い換えるならば、元を取るためには大学やゼミナールを利用し尽くす必要があります。

 

 他のどんな教育機関にもない、大学でなければ得られないメリットの1つに物事の本質をみる力の醸成があげられます。これは専門学校では教えてくれません。もっと表層的な(マニュアル的な)知識を授けた方がコストパフォーマンスが高いからです。

 

 

 マニュアル人間になること=悪いこと、ではありません。むしろ積極的にそういう戦略をとって企業に従順さをアピールするやり方もあるでしょう。確かにマニュアル人間は企業に一定の割合で必要です。「創造性のある人材を求む」と言っても、みんながみんな創造性を持って勝手にやられると企業の仕事は成り立ちません。企業は本音ではマニュアル人間を欲しがっています。

 

 しかし、マニュアル人間は一般的に使い捨てるのが企業の流儀です。少なくともある一線を越えて出世することはありません。そういう人生を選択することもできますが、せっかく大学に来た皆さんには企業や社内の中で指導的な立場に立って欲しいと考えています。

 

 

 そのため、当ゼミナールを選択して頂いた学生の皆さんには、情報ネットワークの本質を「考えて」もらっています。本質の話ですから、受講前に詳細な技術知識を習得している必要はありません。ゼミナールの中で考えてもらうのは、例えば以下のような問いかけです。

 

「糸電話は優れた通信システムですが、これをインターネットに組み込むことは可能でしょうか?」

「糸電話の本質がもしインターネットと同じであるならば、そこを流れているデータの盗聴は可能でしょうか?」

 

 

 問いかけと議論だけだと単なる論理ゲームで終わってしまうので、実験できるものについては構内の設備を使って実験を行います。上記の図は、研究室内でやり取りしたメールを、同じく研究室内にある第三者のコンピュータから盗聴した画面の写しです。ユーザIDやパスワード、メール本文がすべて盗み見できていることがお解り頂けると思います。

 

 もしこうした内容に興味があったらゼミナールに参加してみて下さい。受講しない場合でも、議論のテーマをもらえたらとても嬉しいです。

 

 

 

 なお、研究の性質上、ともすれば屋内に引きこもりになりがちです。このため、カートによるレースへの参加、登山などを通じて体力向上も行っています。間違ってもコミケへの参加や、アニメ鑑賞会、ゲーム大会などは行っていないので注意して受講してください。

  • 一覧に戻る
PAGE TOP
〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1 TEL:045(786)7056
Copyright(c)2013 Kanto Gakuin University All rights reserved.