経済学部の学び

「地域との協働による商店街でのチャレンジショップ事業」

2009.12.24 横森豊雄ゼミナール

地域との協働による商店街でのチャレンジショップ事業
経営学科 横森ゼミ

 

横森ゼミはスタートして2年目ですが、今年度は3年生が横須賀市追浜で、2年生が熱海市渚地区で、それぞれ地域の人たちと連携したチャレンジショップ事業を行いました。今回は熱海市の事業を紹介したいと思います。
熱海市は東海道本線の開通以降、首都圏から多くの新婚旅行客や職場旅行客が押し寄せる観光地となり、首都圏近郊の温泉街として繁栄を誇ってきました。しかし、近年は企業保養所と大型旅館は激減、観光入込客数は平成15年の780万人から平成19年には633万人に減ってしまいました。人口は1980年の50,082人から、2009年には40,556人に低下、高齢化率は平成17年に31.8%に達しました。
かつて繁栄を誇った、サンビーチに近い渚地区の商店街も衰退の一途をたどっており、この地区の再生を図るべく、横森ゼミは熱海市、熱海商工会議所と協働して、空店舗活用のチャレンジショップ事業を行うこととなりました。手始めに歩行者通行量調査と来街者アンケート調査を実施し、来街者の回遊性とニーズの把握を行いました。
空店舗となっていたうなぎ屋さんを、家主のご厚意により8月の1ヶ月間賃借し、網代名物のイカメンチと熱海名産品を販売する「あたみん家」という店名で事業を開始しました。メニュー、品揃えはすべてゼミ生が自分たちで決定しました。仕入れや販売価格の決定、陳列、調理、接客、販売促進もすべてゼミ生が決定し、自ら行いました。

店舗の外観
営業は8月の後半2週間でしたが、準備に2週間をかけました。期間中は無休で営業し、花火大会の日は閉店時間を延長しました。メニューの目玉はイカメンチバーガーとかき氷で、「長尾たくあん」やつぶれ梅、焼生姜や温泉まんじゅうといった熱海の名産品が物販の主要商品でした。イカメンチバーガーは調理指導を受け、技術を向上させました。

店内でお客さんと記念撮影ゼミ生たちは社長や副社長、経理部長や人事部長、宣伝部長といった役割を担って起業を体験し、企業経営の実際を学びました。空店舗で営業したことで、熱海市渚地区の賑わい創出にも貢献できました。事業成果は報告書にまとめ、市や商工会議所に対してプレゼンテーションを行いました。
このチャレンジショップ事業によって、学生による起業体験、企業経営の実務の経験、地域の賑わい創出、そして地域との協働といった目的は達成できたと思います。学生たちはこの経験を卒業後の社会生活に生かして欲しいと思います。

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