経済学部の学び

「横森ゼミの活動―商店街での休憩所設置・運営」

2011.10.03 横森豊雄ゼミナール

平成23年度の横森ゼミナールはCampus Town Kanazawaサポート事業に参加し、金沢文庫駅前すずらん通り商店街の空き店舗を活用して、商店街と連携した無料休憩所の設置、同休憩所でのさまざまな教室の開催、関東学院大学サークルの公演などを行いました。この活動はマスコミ数社に取り上げられ、大きな反響を呼びました。詳細は後ほど紹介しますが、まずCampus Town Kanazawaサポート事業について述べたいと思います。

休憩所の開所式……商店街理事長の石川様、横森教授、ゼミ生

 

Campus Town Kanazawaサポート事業とは

Campus Town Kanazawaサポート事業は関東学院大学、横浜市立大学、そして金沢区役所が、平成20年11月に協定を締結し、大学の専門的な知識、学生の行動力や斬新で柔軟な発想を生かし、「学生街としての賑わい」「学生が活躍する街」の創出など「キャンパスタウン金沢(大学のあるまちづくり)」を目指して開始した施策です。金沢区役所は関東学院大学、横浜市立大学の学生や教員が、金沢区をフィールドとして行う活動や調査に、「キャンパスタウン金沢サポート事業補助金」を交付しています。横森ゼミナールの活動は22年度、23年度と2年連続して採択されています。

なぜ休憩所の設置・運営を行うことになったのか?

横森ゼミナールは昨年度に採択された同事業で、商店街活性化を目的に、金沢文庫駅前来街者に利用実態に関するアンケート調査を実施しました。その中で「あったらよい公的施設」を来街者に聞いたところ、駐車場などとともに、休憩所に対する要望が多数ありました。
このため、金沢文庫駅前すずらん通り商店街理事長様、空店舗所有者様、金沢文庫商業振興協同組合理事長様にご協力いただき、商店街内の空店舗に無料の休憩所を設置・運営することにしました。また、横森ゼミナールは授業で商店街活性化の勉強をしていますので、学生ができる地域貢献の実践活動として、休憩所設置を行うことにしました。

休憩所設置期間
平成23年度8月8日(月)~8月28日(日)の毎日11:00~18:00、無休で行いました。設置前には広報のためにチラシを制作・印刷し、周辺の2000戸に配布しました。また、ポスターの制作、内装や外装、備品の借用・搬入など、必要な準備を行いました。

 

休憩所での主な活動
 休憩所では無料で休憩してもらうだけでなく、曜日毎に様々な活動を行いました。
 
関東学院大学落語・漫才研究部による公演の様子

 

月曜日:ミサンガ教室(ミサンガの作り方を教え、実際に制作しました)
火曜日:音楽教室(ギターやドラム、歌などの基礎を教えました)
水曜日:スライム教室(スライムの作り方を教え、実際に制作しました)
木曜日:学習教室(主に小学生を対象に宿題の手伝いなど、勉強を教えました)
金曜日:折り紙・バルーン教室(折り紙やバルーンを教えながら、実際に制作しました)
土曜日:関東学院大学落語・漫才研究部による公演
日曜日:関東学院大学映画研究部による自主制作映画の上映、学習教室

 


ミサンガ教室……子供と共に父兄の方も参加しました

 

どの曜日も大変賑わい、楽しく活動をすることができました。囲碁・将棋セットは常置し、いつでも対局することができるようにしていました。学生たちがお年寄りの方や子どもと対局しました。
また関東学院大学の美術部より自作の絵画および写真をお借りし、展示しました。幻想的な像の絵や星空の絵、きれいで美しい小鳥の写真などを展示していて、ゼミ生も思わず見とれてしまうような作品でした。これら絵画および写真は来場者に大変好評で、皆口をそろえて「上手だなぁ」「きれいー」などと好評でした。なかには「これ、いくらで売っているの?」と売り物と勘違いされる方もいました。
この他にも、アンケートBOXを設置して商店街に対する要望を聞いたり、飲料やポップコーンを提供したりして、休憩所としてきちんと機能するよう様々な努力をしました。そして驚きなのが・・・
[休憩所の利用、これら教室への参加、教室で使用する材料、飲料・ポップコーン、映画・漫才の鑑賞はすべて無料]
すべて無料ということで、地域の方々に大変喜ばれました。

商店街との連携

 

休憩所内の活動だけでなく、それ以外の面でも商店街と緊密に連携しました。

 

優待券の配布
事前に配布した休憩所のチラシを持参した来所者に商店街内商店で利用できる優待券(割引や粗品などの提供)をプレゼントしました。利用された優待券は回収し、消費者の買い物動向を分析しました。

 

 ブログの開設・更新
商店街活性化のために、商店街ブログの開設・更新を行いました。このブログには商店街マップ、各店の逸品の紹介、イベントの紹介、休憩所の詳細情報を掲載しました。ゼミ生の個性豊かな文章が掲載されています。

 

清掃活動・放置自転車調査
毎日、休憩所の空き時間を利用し、金沢文庫駅周辺の清掃を行いました。この清掃活動では、どこに、どのようなゴミが多いのか、どの曜日や時間帯にゴミが多いのかなども調査しました。また放置自転車がどこに何台あるかなどの調査も行いました。

 

以上が今回夏に行った活動の詳細です。全体を通してみるとかなり充実した時間が過ごせたと感じています。自分たちが企画をし、それを実現する、横森ゼミナールならではの経験ですね。やる気に満ちている方にはぴったりのゼミだと思います。

 

最後にマスコミで取り上げられた記事・放送を紹介します。

 

 

「タウンニュース」
「タウンニュース」金沢区版No187(平成23年8月25日(木)号)のトップ記事として掲載されました。この記事の集客効果は絶大で、この記事を見て休憩所を訪れる人が沢山いました。
以下、原文のまま紹介します。
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商店街に手作り休憩所

 

関東学院大学横森ゼミナールは今月8日、金沢文庫駅前のすずらん通り商店街に無料休憩所を開設した。これは、商店街のにぎわいを取り戻そうと学生が企画。商店会や行政の協力を得て、様々な試みが行われている。
学生が運営する「こちら金沢区すずらん通り商店街休憩所」は、商店街の一角にある空き店舗を利用。今月28日まで毎日開放している。活動の主体になっているのは3年生10人。休憩スペースの提供はもちろん、小学生対象の工作・学習教室や漫才・落語などのイベントを日替わりで実施している。また、来場者には同商店街9店舗で使える「特別優待券」(5枚1組)を配布し、来客促進にも一枚買いたい考えだ。
同ゼミは昨年、すずらん通り利用者600人余りを対象にしたアンケート調査を実施。要望の多かった休憩所の設置を決め、5月から準備に乗り出した。商店会の協力で空き店舗の無償提供を受けたほか、優待券協賛店も確保。学内各サークルからは、展示用の絵画・写真などの提供を得た。8月初旬には、PRのためにチラシ2千枚を周辺の各戸に配布。その効果もあり、連日20人程度が足を運んでいるという。藤本賢ゼミ長は「子供からお年寄りまで楽しめるスペース。ぜひ気軽によってください」と呼びかけている。同ゼミは今後も、商店街のブログ運営やイベント参加を行い、まちを盛り上げていくという。

 

行政もバックアップ

 

 この活動には、「キャンパスタウン金沢サポート事業」の一つとして、補助金が交付されている。金沢区が関東学院大学・横浜市立大学と協定を結び、区内をフィールドに研究を行う団体を支援するこの事業。3年目を迎える今年は、同ゼミを含む6団体が審査を通過し認定を受けている。金沢区役所区政推進課は「学生たちは地域のことを考えて活動している。多くの区民の方に知ってもらえば」と話している。
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JCN横浜(ケーブルテレビ局)
ケーブルテレビ局であるJCN横浜では、8月19日18時から放送された「デイリー横浜」という番組内で約5分間にわたって紹介されました。休憩所内での活動の様子やゼミ生のインタビューが放送されました。

 

「横濱タウン新聞」
横濱タウン新聞では、記事が掲載される時期と、開設期間がずれてしまうため、記事という形ではなく、平成23年8月4日付けのHPトピックスとして紹介されました。

このように様々なマスコミ・ミニコミ・テレビに取り上げて頂くことができました。特にテレビ取材は普段の生活では、なかなかない機会なので、とても良い経験になりました。取材してもらうには、それなりの題材が必要になります。その題材をつくることができるゼミが横森ゼミなのです!
やりがいは十分過ぎるほどにあります。刺激のある学生生活を送りたい方は、ぜひ横森ゼミナールへ!

 

(文責:横森ゼミナール3年 ゼミ長 藤本賢)

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