経済学部の学び

第5福竜丸展示館と東京大空襲・戦災資料センター見学

2010.11.14  経済学部林博史ゼミナール

経済学部林博史ゼミナール
第5福竜丸展示館と東京大空襲・戦災資料センター見学

 

林ゼミナールは、「国際社会の中の日本―戦争のない世界をどう作るのか」をテーマに学習しています。研究室での文献を使った学習以外に、大学の外に出て、さまざまな場所を訪ねたり、話をきいています。
11月初めの快晴の休日、2年生のゼミで東京都江東区にある第5福竜丸展示館と東京大空襲・戦災資料センターを訪問しました。

 

 

まずJR新木場駅に集合して、夢の島公園の一角にある第5福竜丸展示館を訪問しました。ボランティア・ガイドの方からビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験で被曝した第5福竜丸が建造された経緯、マグロ船とはどういうものか、そして被曝した状況とその後の経過について説明していただき、その後、館内を見学しました。

 

 

この写真の左側に写っている木の壁のようなものが保存されている第5福竜丸です。ビキニ環礁やエニウェトク環礁などでの度重なるアメリカによる核実験によって、第5福竜丸の乗組員にとどまらず、地元の島民たちも深刻な被害を受けたことを示す展示が並んでいます。ゼミ生たちも熱心に見ています。ビキニ環礁が2010年7月に世界遺産に登録されたこともあって、特別展が開催されていました。
この後、同じ江東区にある東京大空襲・戦災資料センターに行きました。言うまでもなく、1945年3月10日にアメリカ軍によって一夜にして10万人の市民が殺された東京大空襲の記念館です。残念なことに国も東京都もきちんとした調査研究も、市民に伝えるための記念館も作ろうとしないために、市民からの募金によって市民の手で2002年に開館、運営されています。このセンターは展示だけでなく、空襲に関する調査研究も活発におこなっています。

 

 

ここでは、ビデオを見てからセンターのスタッフの方の説明をうけ、その後、2階と3階にある展示を見ました。ゼミ生たちが見ているのは(一人が触っていますが)焼夷弾の模型です。これは収束焼夷弾といって、空中で外殻が外れて38本の焼夷弾がばらまかれて、火災を引き起こすものです。このセンターでは、東京大空襲だけでなく、アメリカ軍による日本のほかの都市への空襲や、日本軍が中国の重慶などに対して民間人を対象におこなった無差別空襲も展示されています。
今回、見学したのはいずれもアメリカ軍による空襲・核実験による被害ですが、そうした被害は過去のものではなく、今なお続いていることを感じることができたのではないかと思います。

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