経済学部の学び

「商店街活性化の方法を学ぶ」

2014.07.01 布能英一郎ゼミナール

担当教員氏名
布能 英一郎 (ふのう えいいちろう)
ゼミナールのテーマ
ゲ-ムと情報の決定分析
ゼミナールの活動内容
布能ゼミナールでは、商店街活性化のための提言を学んでいる。単なる実態調査だけにとどまらず、「サイクルの抽出と切断」「目標体系図の作成」といった数理的手法を用いた方法で研究を進めている。しかしながら、具体的な商店街実地調査も行ってみたので、それを報告する
実地調査を行ったのは横浜市鶴見区佃野町(鶴見駅より徒歩約10分)にある「レアールつくの」である。かつて人々があふれかえるほど訪れていた商店街であったが、現在では、その足並みは途絶えている。原因を調べるために調査を行った。 

 

 

 

 

 

 


「レアールつくの」の入り口は、幹線道路からは見えづらい。実際、左の写真から、商店街入り口が写真中央にあることを認識できない。もちろん、マンションが以前より増え、本来であれば客足が増えてもおかしくないはずの商店街である。なお中央に見えるマンションは、もともと大規模駐車場を備えた量販店であった。

 

 

 

 

 

 


調査したのは夕方の4時前後なので、夕飯を買いに来る人たちで混み合っていてもおかしくないはずであるが、ごらんの通り、人通りはまばらである。零細商店が多い。

 

 

 

 

 

 

 


この商店街に魅力が乏しいと考えられる原因は、駐車場がなくなったことであろう。左の写真は、自転車やバイクで訪れた人たちの路上駐車のものであるが、車を止めるスペースはない。
車で来られなくなったため、客は大量の買いつけができなくなった。

 

 

 

 

 

 

 


商店街反対側の出口では、道路が狭く、街灯などのインフラが足りず、夜になると暗い。
また、道路が狭いにもかかわらず通行車両は少なくない。
そのため、上の路上駐車も含め、交通安全が守られないことも多く、安心して買い物をできる環境ではない。

 

 

 

 

 

 

左の写真が夜のレアール入り口前の道路である。
非常に暗く、道が曲がりくねっているため、車が来ても見えづらく、非常に狭い。歩道も満足とは言えない。非常に狭い道路だが、一方通行ではない。

レアールから車で5分弱のところに、イトーヨーカドーがある。店内はなかなか込み合っている。また、イトーヨーカドー店内の駐車場は非常に広く、休日のときは屋上の駐車場まで一杯になる。イトーヨーカドーは、駐輪スペースもしっかりしているので、車の人以外も来る。レアール商店街付近の住人の購買力を、イトーヨーカドーに取られてしまうのは、自然な流れであろう。

なお、この研究は、関東学院大125周年記念「社会貢献アクティビティー企画」に応募し、審査面接でプレゼンテーションを行った。ところが、面接した副学長先生方の態度から、学術的内容より成果が見えやすい企画を採用したがっているとの印象が強かったので辞退した。(この項は、4年生ゼミ生 北村正晴君が記載した「ゼミナール活動報告」より転記しました)

ゼミナールの特徴
少人数精鋭主義。勉学の意欲のある学生を選抜している。
ゼミ学生に一番学んで(感じて)欲しいこと
大学の使命は、新たな研究課題への挑戦である。「新たな研究課題」と聞くと、「学部段階ではとてもそこまでは到達できない。本格的に新たな研究課題に取り組むのは、博士課程後期。いわば博士論文を書く段階ではないか」との批判もあろう。でも、学部レベルの範囲でも、先人(過去の研究者)が見落としたりしている事項も皆無ではない。また、既によく知られた内容でも、別のアプローチや他の分野への応用が見つかることもある。チャレンジ精神旺盛な学生が、大学という研究・教育機関の特徴を生かして、知的活動に有意義な青春時代を費やしてもらいたい。
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