Column

経済学部教員コラム vol.1

経済学部教員コラム vol.1

殷 燕軍

「日本とアジア-共生と共栄の道を」

共通科目教室には、哲学、歴史学、政治学や語学など、様々な専門分野の教員がおり、この多分野のなか、わたしは「アジア地域研究」と「国際関係論」を担当しています。
国際化とグローバル化の世界において、日本とアジア、とりわけ近隣諸国との関係は、極めて重要であるばかりではなく、切っても切れないものとなっています。
現在の国際社会では、相互理解と相互依存関係が大切です。アジア地域研究では、こうした世界、アジア、特に中国や韓国などの近隣諸国の状況と、社会的な光や影について、さらに日本との比較や、隣国の発展状況と課題をより深く理解できます。また多文化主義の角度から多彩なる世界をみてみることで、各国の良し悪しや日本自身のことをさらに理解できます。

中国上海市「浦東経済開発区」から覗く黄浦江隣接の町並み

多彩であるアジアには、日本と同じものや全く違う多様な文化があります。このような多文化と国際化への理解を通じて、アジアや隣国のことを考える機会を提供します。多文化との触れ合いのなか、自分の視野やこころの世界も広げていくことにつながります。数多くの文化、宗教、哲学など、これまであまり知らなかった、あるいは関心のなかった、魅力のある世界やアジアが、きっとあなたの前に広がってくることでしょう。

手作りの生地を売るミョウ族の女性

「課題が山積している隣国同士は、如何にして共生と共栄の道を歩むかも、再考していくことになる。」

(共通科目教室 殷 燕軍)