Column

経済学部教員コラム vol.19

経済学部教員コラム vol.19

野中 康生

「3月は卒業の季節です」

大学でも、このコラムが掲載されている頃には卒業式も終っていることでしょう。今回は卒業式より一足先に行った、卒業論文の発表会の様子を紹介したいと思います。

このコラムでも、様々なゼミナールの活動が紹介されていますが、多くのゼミでは4年生の時に勉強の集大成として卒業論文を書きます。そして、私のゼミでは、最終授業日に、その卒業論文の内容を4年生1人1人が発表します。

ちなみに、この発表会は時間帯によって2・3年生の後輩のゼミ生が見学します。4年生はこれまでのゼミ活動の中で何度も発表を経験していますが、学生生活では最後の発表会ということで、全員が一生懸命準備をして当日を迎えます。残念ながら1人1人に割り当てられた時間は短いのですが、制限時間を目一杯使って説明してくれます。

2年生の頃は「人前で発表するなんて、何を話して良いのか分からない。」と緊張しまくっていた彼らも、卒業を迎えて見違えるように堂々と発表します。(もちろん、それでも目一杯緊張しながら発表しているのですが。)そんな様子を見ていると、「何だかんだいって彼らも成長したんだなぁ」と感慨深い気持ちになります。(すっかりおじさん気分です。)

発表会を無事に終えると、後輩のゼミ生が企画した懇親会が催されます。(いわゆる「追いコン」というヤツですが、もちろんノンアルコールです。)誕生日を迎えた4年生をお祝いするために特大のケーキを用意したり、これまでのゼミ活動をまとめたスライドショーを放映したり、色々と会を盛り上げてくれます。4年生もゼミの活動で楽しかったこと以上に大変だった事を思い出しながら、最後の時間を過ごします。

こうして4年生のゼミナール活動は締めくくられます。と同時に、私自身も、「また来年も素晴らしい卒論発表会が出来るように頑張ろう!」と、気持ちを新たにしています。

(経済学科 野中 康生)