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経済学部教員コラム vol.113

経済学部教員コラム vol.113
石井 穣

石井ゼミナールの紹介(テーマ:経済学の歴史)

ゼミ活動の内容:経済学部教授の石井といいます。経済についての断片的な考察は古くからありますが、学問として経済学が成立したのは、いまからおよそ250年前といわれています。ゼミナールでは、経済学史についての入門書をとりあげ、現代までの経済学の歴史を学んでいます。経済はよく「いきもの」に例えられます。それは生物と同じように、状況に応じて自らを変化させてゆくからです。いまAIなど急速な技術進歩が社会を大きく変えようとしています。皆さんは例えば今から30年後、どのような経済に生きていると思いますか。おそらく今とは違うものになっているはずです。そのような新たな状況を理解する手がかりが、これまで経済学者たちが積み上げてきた知的な遺産のなかにあるのではないかと思うのです。まさに温故知新ですね。これを読んで何かを感じたそこのアナタ、ぜひ関東学院大学で経済学の歴史を学びましょう。

おすすめの図書:野原慎司『戦後経済学史の群像』白水社, 2020年. 戦後日本のおもだった経済学者を取り扱っている本です。少し難しい内容もありますが、経済学の歴史をより身近に感じてもらえるのではないかと思います。

 

金沢八景キャンパスの周囲には、風光明媚なところが、たくさんあります。天気のよい日には、ゼミで大学周辺を散策したりしています。