経済学部教員コラム vol.109
上代 雄介上代ゼミナールの紹介(テーマ:ゲーム理論)
経済学部の上代雄介です。ゲーム理論が専門分野です。
ゼミナールでも、その「ゲーム理論」について勉強しています。これは「2人以上のプレイヤーの行動や意思決定を分析する理論」です。
ここでいうプレイヤーは意思決定を行う単位(人や組織など)を表していて、彼らはお互い相手がどのように行動してくるか考えながら、競争したり協調したりします。その状況を数理的に考察しようとするのがゲーム理論です。
このゲーム理論について、ゼミナールでは本の内容や自分で考察したことを発表してもらったりしています。卒業論文は(広い意味で)ゲーム理論に関連しているテーマで書いてもらっていて、これまでのテーマとしては、「ペットショップと個人譲渡の比較」「スポーツ放映権の高騰の考察」「海洋プラスチック問題」などがありました。
おすすめの図書:伊藤秀史(2012)『ひたすら読むエコノミクス』, 有斐閣.
ざっと読むことで、ミクロ経済学やゲーム理論の考え方を知ることができてよい本です。