Column

経済学部教員コラム vol.114

経済学部教員コラム vol.114
山本 勝造

山本ゼミナールの紹介(テーマ:経済学に基づき社会課題の解決策を提案する)

大学、特に社会科学系学部では、少人数での主体的な学びの場としてのゼミナール教育が以前から重視されてきました。ただ、時代の流れと社会情勢の変化により、ゼミナール教育に求められる内容も以前とは違ったものになっています。

 私が本学に着任した頃のゼミナール教育は、テキストの輪読や論文執筆、研究内容の報告とディスカッションといったものが主流でした。今では、グループワークや社会の課題解決の提案など、実践的な学びがより重視されるようになっています。

 山本ゼミでは、企業や自治体が抱える様々な課題について、経済学の考え方をベースに論理的かつ説得力のある解決法を考え、提案できる力を身につけていきます。取り組むテーマについては、ゼミ生の希望を尊重して決めるようにしています(今年度の3年生は、神奈川経済同友会が主催する神奈川産学チャレンジに参加しました)。

おすすめの図書;

N.G.マンキュー(2025)『マンキュー入門経済学(第4版)』センゲージ・ラーニング株式会社  数多ある経済学の入門書の中でも、代表的なものです。以前は山本ゼミでも輪読に使っていました。洋書の翻訳ということもあり、日本人に馴染みの薄い具体例が出てきたりしますが、一冊読み通せば経済学の基本的なエッセンスを学ぶことができます。

 

金沢八景キャンパスの周囲には、風光明媚なところが、たくさんあります。天気のよい日には、ゼミで大学周辺を散策したりしています。