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総合基礎科目「言語学」でゲスト講師による講義を行いました!

総合基礎科目「言語学」でゲスト講師による講義を行いました!

経済学部の授業では、幅広い分野のゲスト講師をお呼びし、講義を行っています。
今回は、6月9日(木)に行われた総合基礎科目「言語学」のゲスト講師による講義をご紹介いたします!

「言語と民族の社会的な関係―旧ソ連地域およびロシアの事例より」

(ゲスト講師:田中孝史先生)

木曜日3講時に開講されている総合基礎科目「言語学」(担当:経済学部 山下里香先生)において、マリ語(ロシア連邦マリ・エル共和国)の専門家である田中孝史先生を講師としてお招きしました。ロシア連邦・旧ソ連地域とその諸民族、ロシア語や民族語の歴史的、社会的、言語学的関係について、ご講義いただきました。

マリ語の現状のほか、昨今の世界情勢で注目されている、ウクライナ共和国とロシア語・ウクライナ語との関連についても、ご講義いただきました。

国家と民族アイデンティティと言語の複雑な関係の実例を、専門家からご講演いただき、ことばと社会のかかわりについて理解を深めることができました。

本年度新規に開講された総合基礎科目「言語学」では、言語学の基礎と、地理、歴史、文化、教育、福祉、国家政策と言語とのかかわりを広く学びます。共通テストの地理科目で、言語学の概念である「語族」が出題されることもあり、社会科教諭を目指す学生にとっても関心の高い科目です。英語や外国語の学習の助けになるだけでなく、日本語がもたらすアイデンティティの諸相や、神奈川を含めた国内の地域の言語文化の多様性に関する理解も深めることを目的にしています。