公務員を目指す学生の夏 ―横須賀市役所でのインターンシップ-
K-mics委員長 豊田奈穂
2025年度、経済学部では卒業後に公務員を目指す学生が現場を知るための取り組みとして、行政機関と連携したインターンシップを始めています。第2弾は、横須賀市経営企画部のご協力を得て、3年生1名が9月初めに自治体業務に挑戦してきました。横須賀市の移住ツアーに関わる業務に携わってきた私のゼミの甲斐ほの香さんの体験談をご紹介します。
豊田ゼミナール3年 甲斐ほの香
私は、9月5・7日に横須賀市役所経営企画部企画調整課でインターンシップに取り組んできました。インターンシップでは横須賀市への移住に興味・関心がある市外在住の方に向けたツアーに携わるため、1日目に横須賀市や『“ちょうどいい”まち よこすか体感ツアー』に関する事前学習を行い、当日に使用する道具の準備などを行いました。2日目は物品搬入や参加者の誘導、片付けなどに携わり、ツアー客の方々への接し方や注意点など、学ぶ機会が多かったです。特に、こうした企画では運営側が楽しんでいないように見えないようにしないとツアー客の方も楽しめないため、常に笑顔で声をかけることや積極的に行動し、細やかに気を配ることが欠かせないことを実感しました。
今回の取組みにあたり、横須賀市にあまり詳しくなかった私にも、職員の皆さんは市の魅力を丁寧に教えてくださいました。また、これからの就職活動についても助言をいただき、将来を考える大きなきっかけとなりました。インターンシップは緊張の連続で大変でしたが、自分自身の成長のために取り組むべきことを多く発見することができました。
このたびはインターンシップへのご参加と、充実したレポートを提出いただき、ありがとうございました。短い期間にもかかわらず、横須賀市の特色や関係人口、体感ツアーの事前学習、準備から当日の運営まで幅広い業務にしっかりと取り組まれていました。特に、ツアー参加者の方々への細やかな配慮や、笑顔・積極的な声かけなど「運営側の姿勢の大切さ」に気付き、実践されていた点は非常に素晴らしいと思います。現場で自ら気を配って行動できる自主性も、受け入れ職員一同大変印象的でした。また、職員とのコミュニケーションも積極的で、新しいことへの好奇心や柔軟な人当たりの良さも感じられました。
今回のツアーを通して参加者と直に接することで関係人口や定住人口の重要性に気付けたのではないかと思います。この経験が今後の就職活動や社会人としての成長にもきっと役立つものとなることと思います。今回学ばれたことや発見された自身の強みを、ぜひ今後さらに伸ばしていってください。今後のご活躍を心より応援しております。