奥野(藤原) 正寛 経済学研究科客員教授の著書出版記念ライブトークが開催されました
2025 年12月20日 (土)18時より、温かなクリスマスデコレーションがされた関東学院大学 横浜・関内キャンパスB1F
「BACON Books & café」にて、奥野(藤原) 正寛 経済学研究科客員教授の著書「自発的関係社会のゲーム理論」の出版を記念したライブトークが開催されました。
このイベントは、経済学研究科および経済経営研究所研究プロジェクトより共同開催され、学内外から19名が集まりました。
司会の中泉拓也 経済学研究科委員長からの挨拶で始まり、奥野教授から今回の著書を執筆されるにあたり基礎となった一連の研究、および政策的含意を含めた本著書の展開を図表が入ったスライドとともに、基礎となった、Voluntarily Separable Repeated Prisoner’s Dilemma（自発的継続繰り返し囚人のジレンマ）における均衡が、T-期信頼構築戦略のようなすべての参加者が同一の行動をとる均衡のみならず、c0-戦略と d0-戦略の両立といった異なる戦略が混在する均衡も存在し、現実社会のダイナミズムのより現実的な分析が可能になっていることを丁寧に概説いただきました。
その後、質疑応答が活発に行われました。
「自発的関係社会のゲーム理論」
奥野（藤原）正寛・グレーヴァ 香子
2025年8月 勁草書房より刊行
