経済学部教員コラム vol.87
EBPMと経済学
EBPMという言葉を知っていますか。内閣府ホームページでは、EBPMとはエビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングの略であり、日本語では「証拠に基づく政策立案」であると説明されています。今、この考え方に基づいて、さまざまな政策効果の予測や検証が行われています。
経済学はEBPMの考え方やその方法を学ぶことができる学問分野のひとつです。経済学部では、消費者や労働者、企業などの経済主体がどのように行動するかを理論的に理解するための授業(ミクロ経済学、マクロ経済学、労働経済学など)や、アンケート調査や統計調査などから得られたデータを用いて経済主体の行動を実証的に分析する方法を学ぶ授業(統計学、計量経済学など)が展開されています。
少子化や高齢化、過疎、経済格差など日本社会が抱えている問題を、どのような政策ならば解決できるのか、経済理論やデータによって明らかにしたいと考えている方には、経済学部で学ぶ知識が役に立つはずです。