Column

経済学部教員コラム vol.91

経済学部教員コラム vol.91

伊藤 明己

ゼミナールで社会とかかわる

 経済学部にはたくさんの先生がいて様々なゼミナールがありますが、わたしのゼミは、プロジェクト型の企画をいろいろ考えてやってもらっています。お題はソーシャル・グッドをつくる、社会的な課題を見つけて、ちょっとでもよくするプロジェクト、です。考えるのは、もちろん学生たち。

 いま取り組んでいるのは、教科書リサイクル(不要になった教科書を循環させる)、古民家地域づくり(地域に交流地点を創る)、ボトルキャップ収集の工夫(たくさん集めるには)、壁画アート(地域に目玉を)、地産地消促進(エコ循環型社会応援)、若者選挙(投票率向上へ)、コミュニティFMと地域CATV番組の制作(地域につながりを)、ちょっと盛沢山ですがそれぞれ集まった学生たちが企画し進めています。

ゼミナールでの活動が紹介された新聞をバックに記念写真

 経済学を学ぶと、社会全体を大きく俯瞰してみることができるようになり、社会には様々な問題があること、世の中には矛盾があることも少しずつ理解できるようになってきます。各個人が大きな変革にいきなり関われるわけではないですが、何かできることにかかわりを持つ経験ができるといいですね。そんな学生時代の経験はあなたの人生を大きく変えるはずです。